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参院選「大敗」をどう読むか 2

朝日を侮ってはいけない

 — 確かに今回の参院選を巡っては、マスコミ、とりわけ朝日新聞の「安倍叩き」はやはり異常でした。


 異常といえば異常なんだけれども、朝日新聞があんなに「安倍叩き」に狂奔するのは、ある意味当然のことなんです。
 朝日をはじめ日本の新聞社というのは、一部の例外を除けば、みんな「戦後レジーム」に寄りかかって生きてきた。従って、「戦後レジームからの脱却」を進める安倍体制がこのまま続けば「戦後レジーム」はぶっ潰され、自分たちのレゾンデートル(存在意義)がなくなってしまう。だからこそ、「戦後レジーム」、あるいは「戦後民主主義」の旗手たる朝日新聞は、「何が何でも安倍を潰すんだ」という物凄い気迫で、「安倍潰し」の先頭に立って、遮二無二突っ走った。

 一番明確にそれを書いたのは、ついこの間、朝日新聞の主筆になった船橋洋一です。彼は七月二十五日付の「ジャーナリズム再興」という記事で、「権力を握るのが誰だろうが、どの政党だろうが、暴力装置を持つ権力が、国民の権利を守るのか、侵すのか」、それを監視するのがジャーナリズムだと書いている。これは「ジャーナリズムというのは反体制だからとにかく体制をやっつけるんだ」という宣言です。

 しかし、ジャーナリズムが反体制であらねばならないというのは、ある種の都市伝説で、しかも日本でしか通用しない。世界中どこを見たって、自国の国益を度外視してまで体制を貶したり、腐すようなジャーナリズムはない。ところが、日本だけは、マッカーサーから「政府の暴走を監視する第四の権力」と言われて舞い上がっちゃって以来、自分達の存在理由は反体制にあると思い込んでいる。

 〜略〜

 新聞社は一方が言ったことをそのまま書くということはない。どんな高名な学者が言おうが必ず事実かどうかチェックする。それをしなければ新聞とは言えない。ましてやそれが国益や国家の名誉に関わるものであれば、より慎重に検討しなければならない。少なくともジャーナリズムとはそういうものです。
でも、朝日新聞も船橋洋一も平気で嘘を書く。日本を貶めること、反体制であることがジャーナリズムだと思っているからです。

 もちろん、朝日新聞がそういうインチキな新聞であることはだんだん国民一般にも知れ渡ってきて、朝日の記事が発端となって広がった「南京大虐殺」や、いわゆる「従軍慰安婦」はウソだということも多くの人が知るようになった。誰もが知っていることですが、安倍首相はそうした朝日のウソを正す活動の先頭を走ってきたわけです。

 だからこそ、
朝日は安倍さんの土俵では戦わない、いや戦わせないことにした。安倍さんが得意な教育や憲法という土俵では、いくら朝日が反対したって負けることが分かっている。そこで、意図的に「年金」「政治とカネ」「失言」をクローズアップし続けたわけです。
by funkysweets | 2007-09-10 02:55 | 戯言